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「アイキョーホームプレゼンツ プロボウリングレディース トーナメント 2022」アイキョーボウル(千葉県)にて新規の女子トーナメント第1回目が開催され、本日4日間の日程を終了しました。
大会1日目のプロ選抜A・Bシフトを経て、予選は2日間を掛けてプロ70名にアマチュア選手10名を迎えて行われました。そして最終日に準々決勝から準決勝、決勝ステップラダーと登っていくオーソドックスなスタイルでの進行、今回のオイルは女子には珍しいか、ロング50feetで28.07mlと少しの差でポケットへの道が迷子になりがちなパターンの中、各フェーズのスコアは持ち越しの為、予選から準決勝までは26ゲームの積み重ねとなりました。
そして激しい順位争いの準決勝を制し、決勝ステップラダーに進出したのは、昨大会から好調キープの松永裕美(37期 No.384 アメリカンボウリングサービス)、今大会好調の松尾星伽(49期 No.543 東名ボール/ABS)、4年ぶり2勝目が欲しい宇山侑花(48期 No.525 小嶺シティボウル/ABS)、18歳にして2つのタイトルを持つ中島瑞葵(53期 No.582 小嶺シティボウル/ABS)、今大会会場所属ということでホストプロでもあります川﨑由意(48期 No.533 アイキョーボウル/サンブリッジ)の5名でした。
5位決定戦、中島瑞葵対川﨑由意、出足から拮抗する展開で後半に突入の6フレ、川﨑が先の食い込みが足りずスプリットとしてしまい、ワンマークを追う展開での10フレ勝負、先投げ川﨑がストライクのところ、中島は少し力んだか先が戻らずの8本カウントとなり、川﨑が逆転で勝利を決しました。
4位決定戦、宇山侑花対川﨑由意は同期対決、宇山が先にターキーを決めると川﨑が返す互角の勝負、2人とも可愛らしさの中に強さが見える、勝負師の表情になりました。追いついた川崎の方がやや有利かと思いきや、ファウンデーションで先が戻らない6本カウント、勝負の10フレでは先投げの宇山が渾身のストライク、ここで勝負が決まりました。川﨑、悔しい敗退となりましたが、ここまでホストのひとりとしても大会を盛り上げ、引っ張ってきた功績は大きいです。
続く3位決定戦は松尾星伽対勝ち上がり宇山侑花、オイルは、まっすぐに対してはノーヘッド、クロスしすぎるとブルックリンになるようにまるでポケットを突くことを阻止するようにオイルの壁があるようなコンディションに。そんな難しいコンディションをものともせず、ダブルスタートした両者でしたが、先に翻弄されたのは宇山、ストライクを繋ぎ切れないところ、松尾がノーミスでゲームをまとめ、優勝決定戦にコマを進めました。
最終優勝決定戦、待ち受ける松永裕美に挑む松尾、1フレをオイルに阻まれてのノーヘッドでしたが、それを3フレから4thで巻き返し、対する松永はいまいち掴み切れないままスタートしたか、10ピンが飛ばず。松永、5フレでボールチェンジで飛ばしに行ったのが裏目、その後もラインが見つかりません。一方の松尾、独走かと思われましたが7フレで内に入る厚目、これで松永にはまだ目があるかというところになんと再度の厚目、しかし松尾は6本カウントで2度目のブレーキ。なんとも荒れる50feet、9フレ10フレとパンチアウトした松永でしたが、残念ながら間に合わず、制したのは松尾、嬉しい2勝目は今大会の初代チャンピオンとなりました。 |