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「スカイAカップ 第44回関西オープン[男子]ボウリングトーナメント」昨年第43回の19年ぶりの男女共催から通常の男女隔年開催に戻って今年は「男子」大会、予選はABC3つのシフトに分かれて3日間、1日5ゲーム、投球時間が日替わりになるパターン、その後 準決勝、ラウンドロビン、決勝ステップラダーの進行は前回同様です。
最後の決勝は今年はひとつ席が減っての3名でのステップラダー、進出はもう何度目でしょう、ラウンドロビンで一度も1位を譲らずのトップ通過 山本 勲(44期 No.1078 アメリカンボウリングサービス)、最終ポジションマッチで2位を勝ち取った須田 毅(40期 No.979 ラウンドワン/ハイ・スポーツ社)、今大会好調の3位通過 藤村隆史(57期 No.1394 ラウンドワン/ABS)でした。
3位決定戦、藤村隆史(57期 No.1394 ラウンドワン/ABS)対 須田 毅(40期 No.979 ラウンドワン/ハイ・スポーツ社)は共にラウンドワン契約。
まず藤村がストライク、須田は9本カウントスタートでした。ゲーム進行につれ、手前が薄くなって先が甘くなるお約束のオイル状況、両者インサイドからの投球です。先にアジャストしたのは藤村、昨年2位に終わったリベンジを果たしたい、3フレからストライクを重ねます。須田は5フレで更に中に入りやっとストライクを決めます。7フレ、手前で取られたか藤村がスプリットのところで須田、追いつくチャンスでしたが残念ながら10ピンが飛ばず、ダブル止まりでワンマーク差で勝負は終盤へ。そこで藤村が足踏みとなった間に須田がダブルで並びます。9フレ、藤村、さっきの厚目を嫌ったか寄ったところが今度は薄めに抜けてしまい、これは厳しいかと思ったところ、見事にカバー、まだ勝負はつきません。
次の須田の10フレ1投目、ストライクが欲しいところ、若干食い込みが足りなかったか7番残り。藤村の10フレ勝負の1球、残念ながら厚目となりストライクならず、そのまま須田の勝ち上がりが決まりました。
優勝決定戦、須田 毅(40期 No.979 ラウンドワン/ハイ・スポーツ社)、悲願の1勝を賭けて山本 勲(44期 No.1078 アメリカンボウリングサービス)に挑みます。
山本は9本スタート、須田はスプリットスタートでした。山本は2フレでストライクを持ってきたものの、右レーンが掴めてないか、須田もまだ掴み切れずの序盤でした。
中盤、5フレでボールチェンジの山本がアジャストしてダブル、追う須田、同じくダブルとしてワンマークを追います。6フレ ターキーとしたい山本がなんとスプリット、チャンス到来の須田でしたが、またも7番ピンが残ります。7フレ 立て直したい山本でしたがストライクならず、須田も足踏み、2ピン差のまま終盤に入ります。8フレ 山本の1球はストライク、対する須田もストライク必須のところ、ここはしっかり応えます。
9フレファウンデーション、山本渾身の1球はストライク、須田も引きません、持ってきます、2ピンリードを死守します。
最終10フレ勝負、山本の1投目、咆哮と共にストライク。須田、観る者が固唾をのむ中の勝負の1投、ここもしっかり決めます。
切れたら負け、山本は2投目もストライク。さぁ須田の2投目。いつのもように安定したフォームでしっかり投げたように見えましたが、残念ながらオイルに乗ったか、ポケットに戻らず、大一番はここで勝負あり、軍配は山本に。
長い勝負からの勝利、山本の目には涙、18勝目を挙げました。 |