2018宮崎プロアマオープントーナメント 本間由佳梨、プロ入り6年目に悲願の初優勝・初タイトル!
すでに初夏を思わせる南国を舞台とした宮崎プロアマオープンが、本日閉幕致しました。
宮崎の活力溢れる明るい土地柄を気に入って、毎年訪れるのを楽しみにしている選手も多く、自身初のパーフェクトを達成した古田翔子をはじめ、今年も宮崎に分けてもらったパワーでみな元気なプレーを見せてくれました。
2日にわたる予選を多くの若手選手が突破していくなか、斉藤志乃ぶ、稲橋和枝のレジェンドも健在をアピールして準決勝へ進出を果たします。
実力と組合せの運がものを言う準決勝ブロックラウンドロビンでは、三冠女王・松永裕美、松岡美穂子、松尾星伽や大根谷 愛、山田幸らタイトルホルダーが脱落。
一人全勝を挙げてさすがの強さを見せつけた姫路 麗を筆頭に、各ブロック上位2名が選出され、16名による決勝トーナメントへ突入します。
1回戦ではディフェンディングチャンピオンの久保田彩花、進 博美、平野志帆、堀内 綾、山田弥佳、大久保咲桜、近藤文美、鶴井亜南らが敗退。
本間由佳梨、姫路 麗、宇山侑花、佐藤まさみ、堂元美佐、浅田梨奈、霜出佳奈、名和 秋らが勝ち上がり、続く2回戦はなんと4試合中3試合がその差わずか3ピン以内という接戦を繰り広げた末に本間、宇山、堂元、霜出が準決勝へと駒を進めます。
押しも押されぬ女王・姫路を破り、大金星をあげた本間と、九州勢唯一の勝ち残りで声援を背負う宇山による準決勝Aゾーンは、宇山が2フレーム目に、本間が4フレーム目にスプリットからのオープンフレームを出し、その後は両者ともストライクが決まらず我慢比べ状態に。勝敗の行方は10フレームに持ち込まれ、ここでようやくダブルを持って来た本間がぴったりワンマーク差で宇山を下しました。
続くBゾーンは堂元と霜出の対戦。ターキースタートの霜出が7フレーム目をオープンとするも堂元とスリーマーク差でリードを取りましたが、このままやられっぱなしでは終われないとばかりに9フレーム目から堂元が猛攻。霜出に届かないもののわずか4ピン差まで追い詰め、先輩プロの意地を見せました。
アマチュア時代、ナショナルチームでともに日の丸を背負って戦っていた本間と霜出の、どちらが勝っても初優勝の頂上決戦。今度は本間が滑り出しから4連続ストライクを決めてリードを取ります。2フレーム目に7-10スプリットを出して出遅れてしまった霜出は、左レーンに捕まってしまいストライクが続かないダッチマン状態になってしまい、9フレーム・10フレーム1投目とようやくストライクを繋げましたが、先を行く本間の背は遠く追いつくこと叶わず。3マークのリードを保ったまま、本間の優勝となりました。
今大会はボールチェンジの判断も当たり、ツキもあったという本間。余談ながら予選中に宮崎が誇るパワースポットの一つ、青島神社にお詣りして勝利祈願してきたとのこと。そんな宮崎の神様のご利益あってか、その実力は折り紙付きながらも、これまで何度も口惜しい思いに泣かされてきた本間、恩師や朋友達の見守るなか、優勝という扉を開けて新たな境地に踏み出しました! |